投資を断った夜

一身上の都合で

しばらく コメントに返事が返せない日々が続く

何故か 記事だけは 更新されるのだが・・・

 

 

そんな中

後輩の 平賀君が 久しぶりに遊びに来た

なんだか とても嬉しそうに ニコニコとして

 

 

話を聞くと

新しい 壮大なプロジェクトを展開中だというではないか!

ちなみに 平賀君の趣味は 発明である・・・

 

 

「で 今度は どんな発明プロジェクトなの?」

『今回は 発明でなくて 役に立つ作品を 世に送り出そうと思いまして』

「へー 珍しいじゃん! で その荷物は 何だい?」

 

 

言うやいなや 平賀君は 嬉しそうに

カバンから 大きな画用紙を 1枚取り出して見せてくれた

なんてことない 白い紙に ただ 線が1本 書いてあるだけである

 

 

「何 それ?」

『見て 分かりませんか?』

「分からんから 聞いてるのじゃ!」

『実寸大の世界地図です』

 

 

はぁぁあ?

 

 

「画用紙1枚に 線を引いただけのものが・・・ 世界地図なのか?」

『もう 先輩 にぶいなー! これは その一部なんですよ』

 

 

そう言いながら 彼は テーブルの上に 斜めに画用紙を置き

テーブルのヘリと 画用紙上の線を 合わせてみせた

 

 

『ほら これは 実寸大の先輩の部屋の一部に ピッタリとハマってるでしょ?』

「あまりに一部過ぎて よく分からんが 他の部分は どうなってる?」

『かさばるので 今日は 別の1枚しか持ってこれませんでした』

 

 

と言って 取り出したのは

今度は 線も書いてない 真っ白な画用紙である

 

 

『これは 太平洋の一部です』

「あのなー そんなモンが どうして世の役に立つというのかね?」

『これに 方位磁石をつければ 絶対に道に迷わないじゃないですか!』

 

 

どこまでも 本気である・・・

嗚呼 私の後輩どもは どうして

かようなヤツラ ばかりなのだろうか・・・ 軽く頭痛が痛くなる

 

 

『それで 先輩に相談なのですが』

「聞きたくない」

『世界地図には ちょっと紙が足りないので 投資していただけないかと・・・』

 

 

足りないのは 紙ではない

お前の 脳みそだ! と 言ってやりたかったが グっと堪えた

嗚呼 私も大人になったものだ

 

 

「で どうやって 世界を測量するのだ?」

『あ そんなの簡単ですよ! グーグルマップを拡大してプリントするだけですから』

「帰れ!」

 

 

ご先祖様の 源内祖祖祖父が 泣くぞ! こら!

せめて 伊能忠敬を見倣って 歩いてこい!

しかし ひとつだけ 分かったこともある

 

 

彼は 詐欺師にはなれない ということだ

 

 

 ∵ 日 々 創 作  ∴ 時 々 仕 事

 

10/29 楽器

「大吉君」

7/17 動画

音の影

7/15 作曲

テノヒラ未来

3/ 26 動画

冬の終わり

2/ 4 作曲

獏飼い注意

1/24 作曲

ゆらゆら

1/12 動画

自我持参